星、お告げについての覚書(2023)

私にとって星はとても神秘性の高い存在だ。

私の祖父母が住んでいた土地では推古天皇の時代に星が天から老松に降ってきて一週間輝いたあと、「百済から皇子がやってくる」と星の精霊からお告げがあり、その通りに琳聖太子がやってきたという伝承がある。実際に地名の由来にもなっている。私はその言い伝えに魅了されながら成長し、星には何とも言えない感慨を持っている。


私にとってのお告げとは、避けられない運命のようなものであって、強い力があるものだと思っている。

じゃあ、そのお告げが実はなんの価値のないものだったとしたらどうだろう。

本当はなんの価値もない言葉を熱心に信じていたら?